ビジネスにおけるコミュニケーションの目的[理解、共感してもらい、行動に移してもらう]
今回は「ビジネスにおけるコミュニケーションの目的」についてお話させていただきます。
コミュニケーションの目的については色々と定義があると思いますが、私は次の3つのステップがあると思っています。
Step1:自分の考えを相手に理解してもらう
Step2:共感してもらう
Step3:行動に移してもらう
このStep3「行動に移してもらう」ことが、ビジネスにおけるコミュニケーションの目的であると私は考えています。
まず、Step1「自分の考えを相手に理解してもらう」。
意外とこれをできない人が多いと思います。
自分の考えを相手に理解してもらうためには、相手がちゃんと集中して話を聞いてくれなければなりません。
そのために、相手の目をみたり、語気を強めたり弱めたりします。
また、なるべく難しい言葉を使わないことが大切です。
次に、Step2「共感してもらう」。
これは、相手に「そうだね、あなたの言っていることはまさにその通りだと思う」といった具合に共感してもらうことです。
「言っていることは理解できるけど、その考えには共感できない」と思われてしまっては残念ながら、次のStep3「行動に移してもらう」には至りません。
では、共感してもらうにはどうすれば良いか?
それは相手の立場になって話をすることです。
共感してもらえないのは自分の価値観からは程遠い内容であったり、自分にとってメリットが少ない内容だからです。
そして最後のStep3「行動に移してもらう」。
営業であれば
「あなたの商品説明はよく理解でき、そして共感もできる。だからあなたから買います」。
このように、最終的に「購入」という具体的な行動に移してもらうわけです。
どうでしょうか?
みなさん、日々コミュニケーションの目的について意識されていますか?
営業に苦戦している部下がなかなか思った通りに動いてくれない等々、悩んでいる方がいましたら、ぜひ、このコミュニケーションの目的を意識してみてください。
何か解決の糸口が見つかるかもしれません。
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